insomnia

そのまんまだよ

閉塞

 

こんばんは。

 

なんとなく。思い出したことがある

悲しくなるといつもこうしたくなるししてた。

 

 

悲しい気分の時は四条河原町でおりて、鴨川で立命のグループに混ざってみんなでお話ししながら日本酒飲むの。関西弁に酔わされる 鴨がいる川を眺めながら思ってた。高一のときから思ってたの。私関西に進学したいなって。関大に行きたくて猛烈に勉強した。入院するまで死ぬほどした。入院して私の頭は死んだ。センターもボロボロ、結果も破り捨てた。一般試験でもボロボロ連発して、最後の砦の希望する女子大を受けた。すんなり受かった。嬉しかった。でも、どこかさみしかったんだ。鴨川で、みんながみーちゃーん関西は良いところやけ〜〜勉強分からんかったら相談しいや。いつでも待ってるからな〜って笑顔で手を振りながら言ってたの。さみしかったんだ。関西で、大学生活を送りたかったから本当に 自分を裏切ってしまった気持ちもあって泣いてしまった。これは誰にも言ってなかった。京都が大好きで、高一から一人で年に3回は一人で行ってた。行くたびに一週間は滞在してた。暖かい料理に、暖かい人たちが大好きだ。電車に乗ると、地元の中学生がランドセルに背負われている女の子を「近くまで見送ってあげるで、きいつかんといてや、ほないっしょにいこ」って、満面の笑みで送り届けていて心が暖かくなった。暖かい人と街が好きだ。

 

私は明後日、いや、明日上京する。

両親は、気を遣って11階のオートロック、駅前1分のマンションに住まわせてくれた。家具家電も全て新品で揃えてくれた。今より断然に守られるであろうはずなのに、胸が痛い。鉄筋コンクリートのなかに閉じ込められてしまうのだ。冷たくて冷たくてわからない。父が作った暖かい木造の大きなお家、新築の二軒の家。このまえ引越しをした時より心が痛い。暖かい家族から離れるのはこんなにも辛いことなのだろうか。心が痛い。一週間前から、家を離れることが怖くて怖くてどうしようもない。情けない話だが。そのせいで恋人にも沢山迷惑をかけた。本当に本当に申し訳なかった。ごめんなさい。強くなろうって決めた今晩。何かを失うと人は強くなれるなんて言うけどさ、何かを失って悲しくならないわけなんてないんだよ。人造人間じゃあるまいし、私にも感情はあるんだよ。

 

 

グッバイ暖かい人達

ハロー冷たい街と人達よ。